小悪魔はなぜモテる?!
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2012/02/08
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なぜ青春映画の邦題は売れない新書みたいなタイトルなのか?(原題は『Easy A』)
という質問はさておき。アメリカの学園青春映画でした。
主人公はモテない女の子だったけど、あるときつい口が滑って「セックスした」と嘘をついたらカトリック信者に聞かれてビッチの噂を広められてしまったという話。
スクールカーストが広まっててアメフトとチアがトップで、トップクラスの人はみんなセックスしまくりでレベルが低い人はそれを羨んでる……というのが自分の中でのアメリカのハイスクールのイメージだったんだけど、どうやら学校によっても違うらしい。今回のは公立高校とのことだけど、アメフト部が全然出てこない。
あと、アメリカってやたらとゲイがネタにされていじめ対象にされてるイメージなんだけど、この映画はそれがすごく強く出ていたと思う。なんか『オタクということがバレるといじめられる』のと同じ(かそれ以上)の凶悪さというか。もちろん一般社会じゃそうでもないんだろうけど、学園モノの映画だと大体そういう感じ。
という点が自分としては面白かった。特に前述の『みんなセックスできる美男美女になりたがってる』という偏見は学校によって違うんだな、と。
ストーリーとしては冒頭に説明した通りの展開で、内容としても予想できる展開。ただ、主人公が開き直ってビッチの振りをし続けた結果、味方をしてくれる人がどんどん減っていったというのはものすごく怖かったけどリアルだなーとも思った。リアクションが派手だからコメディチックだけど(「退学しろー!」ってプラカードを持ってデモしちゃうシーンとか)、それに近いことは日本の学校でもあるしなぁ。
あと、オチが若干弱かった。他人の秘密も自分の嘘も全部ばらした結果、みんなと仲直り出来て嫌な奴がいなくなってめでたしだ!って展開は安直だけど、このオチは微妙だ。
でも今までの流れだとこのオチ以外にありえないよなーとも思ったり。その辺もまたリアルでよかったのかもしれない。