マイティ・ソー ダークワールド

マイティ・ソーの続編。原作は全く分からず。



前回の『マイティ・ソー』で世界を救ったものの、9つの世界は荒廃したまま。そこで主人公は復興する手助けの為にあちこちの世界に飛んでいた。

一方そのころ、惑星直列が近づいていた。惑星直列が成立する時、『エーテル』という物質がすごい力を持つようになる。それを使って世界を滅ぼそうとダークエルフたちがアレコレと動いていたが、地球人のヒロインがエーテルに関わっていた。

というのが主なストーリー。



基本的に前作からそのまま引き継がれた流れなので、前作を見てないとかなり良く分からない展開だと思う。新キャラがあまり登場せず、出てくるキャラが前作からの関係をそのまま引き継いでいるので。

展開としては割とオーソドックスな感じで、個人的には可もなく不可もなくといった印象。第1作でのライバル幽閉からの共闘とか、ダメなやつと見せかけて……!とか。

ただ、セットとかCGとかがものすごく凝ってて、やっぱり金かけてる映画は違うなーと思った。ファンタジー世界とか、最終戦闘とか。特に、終盤の重力が不安定な中での戦闘はかなり斬新な戦闘に思えた。

これから盛り上がるぞというシーンでちょいちょいギャグを入れるのも前作同様。変装能力を使った後に「議論をしよう!」とかアベンジャーズ観てないとわからんだろ。



オチの「なるほどそう来るか!」感はあるけれど、全体としてはシンプルな映画。すごく面白い展開とは言い切れないが、不満がない上手い作り方だなと思った。観ておいて良かった。