タイタニック
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: DVD
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失禁しそうになるぐらい長い映画。195分もあるのに途中休憩なしという長さ。3時間15分って。コーヒー飲みながら見るべきではない映画。
内容としては普通のラブストーリー。オチが既に分かってる(だって豪華客船が氷山にぶつかって沈むってのは確実だし)(さらに言えば冒頭で解説されてるし)のだけれど、そうと知りつつも「これからどなるのか」というハラハラドキドキは非常に素晴らしい。
主人公は絵を描きながら全国を転々とする青年、そしてヒロインは没落貴族で好きでもない相手との結婚を控えた女性という割とありがちな設定。その二人が偶然同じ船に乗り、恋に芽生える……といういわゆる身分違いの恋愛。
設定はスタンダードなので、展開も割と予想通りの展開。主人公とヒロインが恋をして、結婚相手とひと悶着あって、恋を妨害されたりするけど関係が深まって……という。よく言えば王道だし、悪く言えばありがち。
しかし中盤の氷山激突からはパニック映画としての展開になるのだけれど、すごくしっかりしたセットと大勢のスタッフとCGでとても迫力がある。金をかけてガッツリ作ると迫力違うなーって感じ。
身分格差とか、船の構造(脱出ボートの数など)とか、氷山にぶつかるまでの船の移動とか、そういう伏線をあっちこっちにちりばめてるので、違和感のない展開。『ああ!あれが原因でこういう展開に!!』だけでなく『ああ言ってたからこう行動しないと助からない!!』というハラハラドキドキもある。
どこまでが実話だか分からないけど、ちゃんとした取材に裏付けられた意沈没までの展開と、それに迫力を持たせる舞台装置、さらにみんなが楽しめるように恋愛要素に重点を置いたストーリー。売れるだけの要素を詰め込んでちゃんと売れた素晴らしい映画だなーって思う。
でも長すぎだと思う。休憩があってもいいのに。