ウルヴァリン

正式タイトルは『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』X-MENは名前と一部のキャラの外見だけ知ってたので、なんとなく観てみた。


1845年のカナダで、若きジェームズ・ハウレットはグランドキーパーをしていたトーマス・ローガンによって父親が殺害されるのを目撃する。そのショックによってジェームズのミュータント能力が覚醒し、骨の鉤爪が手から生え、そしてローガンを刺し殺した。だがローガンは死の間際に自分こそがジェームズの父親であると告げる。ジェームズはその後、以後1世紀以上にわたって兄のビクター・クリードと共に生き延び、南北戦争や2度の世界大戦に参加して戦い方を学んだ。ベトナム戦争のときに、ビクターは村人へ暴行を行おうとし、さらに上官を殺してしまう。ジェームズは兄をかばったため、2人は銃殺処刑されるが、再生能力のために失敗した。そこへ軍人のウィリアム・ストライカーが現れ、エージェント・ゼロ、ウェイド・ウィルソン、ジョン・ライス、フレッド・デュークス、クリス・ブラッドリーらを含むミュータント・グループ「チームX」へ2人をスカウトする。2人はチームに加わるが、ジェームズはグループの非人道的な行いに疑問を持ち、やがて脱退する。

……というのが序盤のエピソード。ぶっちゃけ、序盤はすげぇ短かったので全然話のキモと関係ないのでこの部分は分からなくてもいいかもしれない。

『もともとミュータント能力があって骨の爪が生える』『戦争で上官に逆らったのでならず者として生きることに』『銃殺刑になったけど再生能力もってたので無事でした』ぐらいのことを知っておけばいいかと。

んで、ミュータント能力がある仲間と一緒に暮らしていたが仲間のやり方に不満を持って反逆、ミュータントを利用して人体実験するミュータント仲間に立ち向かうというのが大まかなストーリー。

悪の組織に入ってたけど反逆して戦うというのはデビルマンを思い出しちゃうけど、ストーリーしては王道なのかな。

X-MENのキャラを全く知らないからアレだけど、いろんなミュータントが特殊能力で戦うのは非常にカッコよかった。

特に終盤の発電所の上での戦闘は見もの。テレポート能力を持った人間はいかにして戦うかという部分の解を見たような気がする。もうチートだろって思った。


さて。この映画はX-MEN ZEROという副題の通り、X-MENという大きな話の中のウルヴァリンをメインにした映画。つまりウルヴァリンというキャラの過去を描いた映画。

そのせいでラストが非常に微妙。ここ最近のハリウッド映画にありがちなんだけど、『続編があるかも!』みたいな終わり方は本当に勘弁してほしい。


という不満はあるけど、ミュータント同士の戦闘が非常にカッコよかったので全然問題なし。でかいスクリーンで見たほうがいい映画だったなぁ。

X-MENのストーリーどころかキャラすら知らないのだけれど、この映画で出てきたミュータントはX-MENに関わってくるのかなー。