リンカーン/秘密の書

「あのアメリカ大統領って実は!」という部分だけ知って観はじめたのでほとんど前情報なし。まさかのゾンビもの。


簡単なあらすじ。リンカーンは子どもの頃に親を殺されたが、のちにそいつがバンパイアだと知る。そこでリンカーンはバンパイア狩りをしていくのだが……というストーリー。

大統領になるまでのシーンでは基本的に『バンパイアが居るという情報をもとに襲撃する』という流れ。バンパイアのビジュアルはゾンビと大差ないので、ほとんどゾンビ映画なんだけど、どちらかというとこちらから攻撃していくのが割と新鮮。修業しつつ成長し、一人前になったら狩りを始めて、その過程で大統領になるための人望も身に付けていく流れはなかなか面白かったです。


ただ、後半の大統領になってからは割とダルい感じで、それまで使っていた武器を封印し、直接戦うわけではなく指揮官として動かす感じなんですよね。終盤の戦闘も迫力があったものの、そもそもの戦闘目的がアレなので(ネタバレするから言えない)、イマイチ緊迫感に欠けてるような気がしました。



個人的に、なんとなく『すごく面白い映画』として観はじめちゃったのが期待外れだった理由なのかな、と。『ちょっとトンデモな設定のゾンビ映画』としてはなかなか面白いと思います。

主人公の武器がオノなのも俺好みだし、B級アクション映画でありがちな列車の上での戦闘もあるし。期待値上げずに見たほうが面白い映画だと思いました。