マスク
実写で作ったからこそ価値がある作品。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: DVD
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主人公はさえない男で、好きな女性は同僚に取られちゃうし、上司には叱られるし遅刻気味だし、唯一の趣味といったらカートゥーンアニメを見ることぐらい。そんな男がある日不思議なマスクを拾ったら性格が大きく変わってしまい……という話。
話の展開としては、不思議な能力を身に付けて調子に乗るけど、マスク装着時と普段の性格が全然違うのでそれに悩みつつ、何とか折り合いをつける、という実にオーソドックスな話。
この映画のキモは、マスクを装着することによって主人公がカートゥーンみたいなキャラクターになっちゃうということ。
竜巻みたいにくるくる回りながら移動してみたり、ポケットから巨大なハンマーを取り出してみたり、高いところから落下したらペラペラにつぶれたり。
カートゥーンのキャラクターが現実に居たら、とにかくやりたい放題で攻撃力も強いし、動きも速いし。違和感しかないのだけれど、上手にCGを使ってる。みんながポカーンとしつつも、ちゃんと実写に馴染んでる。
二次元キャラが現実に居たら……みたいな話だったけど、しっかりと演出が作り込まれてて面白い映画でした。
あと、この映画は吹き替えで見たほうが良い。だって主人公の声が山寺宏一なんだもん。山寺宏一がカートゥーンのコミカルなキャラを演じるとか、ハマり役としか言いようがない。