冷たい熱帯魚
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2011/08/02
- メディア: DVD
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小さな熱帯魚店を経営してるしがないオッサンが主人公。再婚した嫁や実の娘との関係も冷え切ってる中、娘が万引きをしてしまい、大手熱帯魚店の店主に助けてもらう。そこから事件に巻き込まれていく……というのが大筋のストーリー。
基本的に主人公がヘタレでビクビクし続け、大手熱帯魚店店主のほうはガンガングイグイ引っ張るタイプ。この設定だけ聞くとラノベにでもありそうな展開なのだけれど、『巻き込まれる事件』というのがあまりにもキチガイじみている。
序盤からなんとなく怪しい雰囲気はあるけれど、怪しいのレベルが非常に高かった。強い人は気に入らない人を潰すタイプ、というところまで予想がついてたけども、まさかこういう方法だったというのは分からなかったのでその衝撃が強い。
が、もちろん衝撃はそれだけで終わらず。1度目の事件が発生しそれに巻き込まれた主人公はその性格ゆえに強く拒むことができない。その結果、さらに事件に巻き込まれていき、いつの間にか事件の中心になってしまうというのが怖いところ。
どれぐらい事件に巻き込まれ続けるのかと思ったら、まさかの展開が終盤で発生。そこから主人公の心が爆発し、クライマックスへ向けての加速。そしてエンディング。
146分と長めの映画でありながらも事件が起こって巻き込まれる展開が速いので全然飽きない。エロ要素や暴力要素が強いのでそういうのが苦手な人にはオススメできないけど衝撃が強く、尚且つ面白い作品だと思う。